トレーナー 林 恭子

①アロマハンドトリートメントを始めたきっかけ

人に勧められ、アロマ検定から始まり、アロマセラピストの資格を取りましたが、この資格を活かすことはないかと考えたときに出会ったのが、長谷川記子先生の指導の下行われていた病院での「アロマハンドトリートメント」ボランティアでした。

最初は不安な気持ちもありましたが、指導を受けて活動できること、ボランティアの仲間と活動できることがとても心強く、また楽しくもありました。

 

②アロマハンドトリートメント体験談

アロマハンドトリートメントに出会う前のある日、家族が入院して手術を受けました。術後の手足のむくみでパンパンに膨らんだ状態に何もすることができず、あまりにも自分が無力であると感じました。その後アロマハンドトリートメントができるようになると、人の手に触れることのハードルが下がり、人の身体に触れる理由に「トリートメント」が加わりました。

アロマハンドトリートメントができれば、言葉を交わさなくても時間を共有できます。手の温かさから気持ちまで伝わることもあります。それは、言葉を交わすことのできない状態でのトリートメントをした時に強く感じます。大切な場面で、大切な人の手を取ることができた時「無力ではない」と感じ、ハンドトリートメントができることを心強く思います。

トレーナーとしてアロマハンドトリートメントを伝える立場でもあります。チェリッシュのハンドトリートメントは、強く押すこともなく、筋肉を揉むこともなく「触れているだけ」にみえるそうです。「触れられているだけなのに、何か違う」「安心する」ハンドトリートメントをを受けた方からこのようなことを言われることがあります。触れているだけのようで、触れているだけではない…これは体験しないとわかりにくいところですが、研修ではこのような違いもお伝えしています。